接客業の身だしなみで気を付けるポイントは何ですか?

接客において身だしなみを整えることは重要です。自身の好みを反映した過度なおしゃれは身だしなみとはいえないので、接客時には控えるよう従業員に徹底しましょう。

身だしなみで気を付けるポイントは以下の通りです。

【髪の毛】
髪の色や長さは店舗の雰囲気に合わせて設定してください。長髪の従業員には髪を結んで料理に入らないように配慮させます。髪の色は「明るすぎない色」「地味な色」と指導すると基準があいまいになるため、具体的な色の見本を用意して意識を共有しましょう。

【爪】
飲食店では爪をきちんと切りそろえます。食べ物に最も近づく爪は、衛生面でも見た目の面でも清潔さが肝心です。基本的に飲食店ではネイルは全面禁止にするべきですが、ネイルを許可している店舗ではネイルがはげていないか、派手すぎないかといった点に注意しましょう。

【服装】
服装は身だしなみの中でもとくに目立ちます。清潔感ある店舗のイメージを守るため、汚れやしわ、色など、全従業員がその場にふさわしい服装をするよう指示しましょう。

【靴】
お客様に意外と見られているのが靴です。従業員の靴は定期的にチェックし、汚れの有無や仕事に適したものなのか気を付けましょう。革靴であれば磨き具合も重要です。

【匂い】
飲食店では香水はつけません。なぜなら料理の匂いと香水の匂いが混じってしまい、お客様に不快感を与えてしまうからです。また体質的な匂いがしないよう、従業員には体臭対策を指導しましょう。

【化粧】
化粧は女性の社会マナーのひとつです。お客様を相手に仕事をする接客業では店舗の雰囲気に合った化粧をしましょう。どんな店舗でも化粧崩れには注意してください。

【その他】
時計や装飾品は派手すぎないものを選びましょう。

人の第一印象は会ってからすぐに決まります。アメリカの心理学者メラビアン氏によると、第一印象を決める最も多い要素は視覚(55%)で、聴覚(38%)、言葉(7%)と続いています。最初に接客した従業員の印象が店舗全体の印象になることもあるので、身だしなみは店舗の問題として真摯に捉え、従業員全員に浸透させましょう。

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